フィリピン旅行【11】閑古鳥鳴く名門アポCC(by ソフィさん)
翌日ベシーラプロを伴って、アポCCで早朝ゴルフ。
ミンダナオ島を代表する、ゴルフ場である。
このコースは、ゲリラが出没し、ごく最近も人が殺されたとの噂がある。
領事は立場上、このような危険地帯には行けない。
だが、旅行案内の「雄大なチャンピオンコース」なる言葉に惹かれ、怖いのを承知の上でプレーと相成った。
昨夜来のスコールが嘘のような晴天。
道路は泥水が溢れて川のよう。
北郊を抜け、西に走ること30分。
ゲリラ地域に入っても、途中の村は豊かとはいえないが、予想していたより平和そうで、それなりにこじんまりと清潔な市民生活が伺われる。
家は木造で二階建てが多く、下駄履き住宅で、住居スペースは二階らしい。
アポ山の美しい山容が目前に迫ってきて、ゴルフ場に着く。
キャディーらの差配は、全てベシーラ任せ。
キャディーは登録制で、総員60人程度。
マスター室に、番号入りのリストが掲示されている。
集まってきた10人ほどの中から、私に選んでくれたのはNo.7のベラスケス。
30歳半ばの、真面目そうな男。
このコースは、名山アポの山麓に拓かれた、全長7,000mを超える、チャンピオンコース。
1973年、観光立国の国策に沿ってオープン。
かつてはアジアオープンが開催され、尾崎将司などもプレーした名門らしい。
だが今、治安が悪くて、人影が無い。
今日は、われわれ3人の貸切。
どこを見渡しても人影が無い。
不気味と言えば、不気味。
マネージャーによれば、「明日は客が一人もいないだろう」とのこと。
グリーンフィーは、100ペソ(1,200円)。
キャディーフィー9人分、プロへの謝礼、軽食を含み、三人の費用合計は、600ペソ(7,200円)。